3Dファイルについて | CLIP STUDIO
CLIP STUDIO ご利用ガイド

3Dファイルについて

  • MODELER Ver.1.6.0より、COORDINATEの機能がMODELERに統合され、3D作品/素材ファイルのフォーマットが新しくなります。これにより、一部の3Dファイルが利用できなくなります。
  • CLIP STUDIO Ver.1.6.0より、COORDINATEの起動はできません(作品/素材を開く動作も同様です)。また、[作品]画面にCOORDINATE作品は表示されません。
  • 元の3DデータをMODELERに読み込み、編集、素材の登録を行うことで、新しいフォーマットの3Dファイルとして登録できます。
  • やむを得ずCOORDINATEで編集を行う場合は、以下「COORDINATEで開くには」をご覧ください。

COORDINATEで開くには

COORDINATEで旧フォーマットの3D素材を開くには、CLIP STUDIO Ver.1.2.0およびそれに対応するCOORDINATEがインストールされた環境(以下、「旧環境」といいます)が必要です。
なお、作品についてはローカルのCOORDINATE作品ファイル(c2fc形式)をダブルクリックすることで開くことができます(CLIP STUDIOから操作する場合については、旧環境が必要です)。

1) 旧環境のインストール方法

  1. こちらから「CLIP STUDIO ACTION レガシー版」をダウンロードします。
  2. 同梱されているCOORDINATEのインストールを実行します。
  3. 完了すると、旧環境がインストールされます。

【お読みください】
CLIP STUDIOについてデスクトップのショートカットアイコンは、CLIP STUDIO Ver.1.2.0以下、またはVer.1.5.0以上のいずれか、後でインストールしたもので上書きされます。
両方のショートカットを作成する場合、以下に格納されている「CLIPStudio.exe」のショートカット作成を手動で行ってください。

【Ver.1.2.0以下】
Windows:C:\Program Files\CELSYS\CLIP STUDIO\CLIP STUDIO\CLIPStudio.exe
Mac OS X:[アプリケーション]→[CLIP STUDIO]内の[CLIP STUDIO]

【Ver.1.5.0以上】
Windows:C:\Program Files\CELSYS\CLIP STUDIO1.5\CLIP STUDIO\CLIPStudio.exe
Mac OS X:[アプリケーション]→[CLIP STUDIO1.5]内の[CLIP STUDIO]"

2) 旧環境での編集方法

作品の場合
CLIP STUDIO Ver.1.2.0を起動し、[作品一覧]画面を開きます。編集したい作品(c2fc形式)をダブルクリック、[COORDINATEで開く]ブロックを実行して開き、編集します。

素材の場合
CLIP STUDIO Ver.1.2.0を起動し、[素材一覧]画面を開きます。編集したい素材をダブルクリック、[COORDINATEで開く]ブロックを実行して開き、編集します。

新旧フォーマットの見分け方について

CLIP STUDIO Ver.1.6.0がインストールされた環境で、新旧フォーマットいずれかを判別する方法については、以下をご覧ください。

作品

旧フォーマット 新フォーマット
MODELER CLIP STUDIO Ver.1.6.0以上の[作品]メニューで、種類が「cmoファイル」と表示されます。 CLIP STUDIO Ver.1.6.0以上の[作品]メニューで、種類が以下のように表示されます。
・3D形状:csmfファイル
・3Dキャラクター:csmcファイル
・3D背景:csmsファイル
・3Dオブジェクト:csmoファイル
COORDINATE CLIP STUDIO Ver.1.6.0以上の[作品]メニューでは、ファイルが表示されません。旧環境をご利用ください。 COORDINATEで作成できる新フォーマットの作品ファイルはありません。MODELERをご利用ください。

素材

旧フォーマット 新フォーマット
3D形状 MODELER Ver.1.6.0以上で、素材パレットから対象のパレットへのドロップを実行しようとすると禁止アイコンが表示されます(使用できません)。 MODELER Ver.1.6.0以上で、素材パレットから対象のパレットの[素材から追加]ボタンをクリックすると表示され、選択すると使用できます。
3Dキャラクター CLIP STUDIO Ver.1.6.0以上で、[素材]メニューより素材をダブルクリックすると表示される[素材の管理]画面で、[COORDINATEで開くには]ブロックが表示されます。 CLIP STUDIO Ver.1.6.0以上で、[素材]メニューより素材をダブルクリックすると表示される[素材の管理]画面で、[MODELERで開く]ブロックが表示されます。
3D背景 CLIP STUDIO Ver.1.6.0以上で、[素材]メニューより素材をダブルクリックすると表示される[素材の管理]画面で、[COORDINATEで開くには]ブロックが表示されます。 CLIP STUDIO Ver.1.6.0以上で、[素材]メニューより素材をダブルクリックすると表示される[素材の管理]画面で、[MODELERで開く]ブロックが表示されます。
3Dオブジェクト CLIP STUDIO Ver.1.6.0以上で、[素材]メニューより素材をダブルクリックすると表示される[素材の管理]画面で、[COORDINATEで開くには]ブロックが表示されます。 CLIP STUDIO Ver.1.6.0以上で、[素材]メニューより素材をダブルクリックすると表示される[素材の管理]画面で、[MODELERで開く]ブロックが表示されます。
キャラクター
パーツ素材
表示されません。
※ MODELER Ver.1.6.0以上ではご利用いただけません。
表示されます。
※ MODELER Ver.1.6.0以上でご利用いただけます。

新旧フォーマット素材の変更点について

新旧フォーマット素材の新規作成や編集方法の違いについては、以下をご覧ください。
本ページではCLIP STUDIO Ver.1.6.0以上であること、および編集の対象は自作のオリジナル素材であることを前提に説明しています。
なお、いずれの旧フォーマット素材についても、新フォーマットへの変換、およびMODELER Ver.1.6.0以上での編集はできません。

3D形状素材

3Dキャラクター/3D背景/3Dオブジェクト素材を作成する際のパーツとして使用するための素材です。

旧フォーマット 新フォーマット
新規作成 MODELERの[ファイル]メニュー[新規キャラクター]または[新規形状]にて新規ドキュメントを作成。完成したら[素材として登録]を実行します。 MODELERのファイルメニュー[新規形状]にて「新規形状」ウィンドウを開きます。完成したら「素材として登録」を実行します。
※ [新規キャラクター]から3D形状素材を作成する機能は無くなりました。
編集 素材の編集はできません。元データであるMODELER作品ファイル(cmo形式)をMODELERで開き、編集後に再度[素材として登録]を実行します。 素材の編集はできません。元データであるMODELER作品ファイル(csmf形式)をMODELERで開き、編集後に再度[素材として登録]を実行します。
使い方 COORDINATEで使用することができます(新MODELERでは、素材パレットに表示はされますが使用できません)。
  • 3Dキャラクター:CLIP STUDIOからCOORDINATEの「ボディ」「アクセサリ」パレットへドロップします。
  • 3D背景:CLIP STUDIOからCOORDINATEの「背景ツリービュー」パレットへドロップします。
  • 3Dオブジェクト:CLIP STUDIOからCOORDINATEの「オブジェクトツリービュー」パレットへドロップします。
MODELERで使用することができます(COORDINATEでは使用できません)。
  • 3Dキャラクター:CLIP STUDIOからMODELERの「ボディ」「アクセサリ」パレットの[素材から追加]ボタンをクリックして読み込みます。
  • 3D背景:CLIP STUDIOからMODELERの「背景ツリービュー」パレットの[素材から追加]ボタンをクリックして読み込みます。
  • 3Dオブジェクト:CLIP STUDIOからMODELERの「オブジェクトツリービュー」パレットの[素材から追加]ボタンをクリックして読み込みます。

3Dキャラクター素材

デッサン人形として使用したり、そのままキャラクターとして使用したりするための素材です。

旧フォーマット 新フォーマット
新規作成 COORDINATEの[ファイル]メニュー[新規 キャラクター]にて「キャラクター編集」ウィンドウを開きます。完成したら[素材として登録]を実行します。 MODELERのファイルメニュー[新規キャラクター]にて「新規キャラクター」ウィンドウを開きます。完成したら[素材として登録]を実行します。
編集 CLIP STUDIO[素材(一覧)]画面で素材をダブルクリック、[COORDINATEで開く]ブロックを実行して開き、編集します。 CLIP STUDIO[素材]画面で素材をダブルクリック、[MODELERで開く]ブロックを実行して開き、編集します。
使い方 PAINTのキャンバスに、CLIP STUDIOまたは素材パレットからドロップ、または読み込んで使用することができます。3D背景:CLIP STUDIOからCOORDINATEの「背景ツリービュー」パレットへドロップします。

3D背景素材

背景の参考として使用したり、そのまま背景として使用したりするための素材です。

旧フォーマット 新フォーマット
新規作成 COORDINATEの[ファイル]メニュー[新規 3D背景]にて「3D背景編集」ウィンドウを開きます。完成したら[素材として登録]を実行します。 MODELERのファイルメニュー[新規背景]にて「新規背景」ウィンドウを開きます。完成したら「素材として登録」を実行します。
編集 CLIP STUDIO[素材(一覧)]画面で素材をダブルクリック、[COORDINATEで開く]ブロックを実行して開き、編集します。 CLIP STUDIO[素材]画面で素材をダブルクリック、[MODELERで開く]ブロックを実行して編集し、保存します。
使い方 PAINTのキャンバスに、CLIP STUDIOまたは素材パレットからドロップ、または読み込んで使用することができます。3D背景:CLIP STUDIOからCOORDINATEの「背景ツリービュー」パレットへドロップします。

3Dオブジェクト素材

小物や道具の参考として使用したり、そのまま小物や道具として使用したりするための素材です。

旧フォーマット 新フォーマット
新規作成 COORDINATEの[ファイル]メニュー[新規 オブジェクト]にて「3Dオブジェクト編集」ウィンドウを開きます。完成したら[素材として登録]を実行します。 MODELERのファイルメニュー[新規オブジェクト]にて「新規オブジェクト」ウィンドウを開きます。完成したら「素材として登録」を実行します。
編集 CLIP STUDIO[素材(一覧)]画面で素材をダブルクリック、[COORDINATEで開く]ブロックを実行して開き、編集します。 CLIP STUDIO[素材]画面で素材をダブルクリック、[MODELERで開く]ブロックを実行して開き、編集します。
使い方 PAINTのキャンバスに、CLIP STUDIOまたは素材パレットからドロップ、または読み込んで使用することができます。3D背景:CLIP STUDIOからCOORDINATEの「背景ツリービュー」パレットへドロップします。

キャラクターパーツ素材

3Dキャラクターを作成する際の、「ボディ」「フェイス」「ヘア」パーツとして使用するための素材です。

旧フォーマット 新フォーマット
新規作成 作成はできません。ソフトウェアのインストール時に、同時にインストールされます。 作成はできません。
※ ソフトウェアのインストール後、CLIP STUDIOを起動するとインストールされます。
※ MODELER Ver.1.6.0以上をインストール後、CLIP STUDIOを起動時に旧フォーマットのみがインストールされている場合、新フォーマットの素材がインストールされます。
編集 素材の編集はできません。
使い方 COORDINATEで使用することができます(新MODELERでは、素材パレットに表示はされますが使用できません)。
CLIP STUDIOからCOORDINATEの「ボディ」「アクセサリ」パレットへドロップします。
MODELERで使用することができます(COORDINATEでは使用できません)。
CLIP STUDIOからMODELERの「ボディ」「アクセサリ」パレットの[素材から追加]ボタンをクリックして読み込みます。