過去のお知らせ
過去のお知らせ一覧CLIP STUDIO PAINT Ver.1.8.4アップデータを公開しました
CLIP STUDIO PAINT EX/PRO/DEBUT Ver.1.8.4アップデータ(Windows版/macOS版/iPad版)を11月29日(木)に公開いたしました。CLIP STUDIOもあわせて、Ver.1.8.4にアップデートいたしました。
※iPad版は審査が完了し次第、AppStoreにてご利用いただけるようになります。
下記よりアップデータをダウンロードしてご利用ください。体験版をご利用中の方もアップデータにより最新バージョンにしていただけます。
CLIP STUDIO PAINT の主な更新内容
Ver.1.8.4では下記の更新をいたしました。すべての更新内容はリリースノートをご覧ください。
アニメーション機能を大幅にアップデートしました【EX/PRO/DEBUT】
- ○2Dアニメーションに演出をつけるカメラワーク機能が追加されました。
タイムラインの時間変動にそって、画像の移動、回転、拡大・縮小、不透明度の変更などが行えます。カメラトラックも追加でき、カメラとオブジェクトの動きにより、多彩な表現が可能です。
カメラワーク機能の使い方 - ○タイムラインに効果音、BGMなどのオーディオファイルを追加できるようになりました。
- ○デジタルタイムシート情報ファイル(拡張子:xdts)の入出力が可能になりました。【EX】
タイムラインの情報を、汎用フォーマットで記載されたタイムシート形式のファイルに入出力できるようになりました。これにより、CLIP STUDIO PAINTと他社アプリケーションとの間で、アニメーションに特化したタイミング情報の受け渡しが可能になります。なお、デジタルタイムシート情報ファイルの記述形式は公開いたしますので、自由に連携が可能になります。
タイムシート情報ファイル フォーマットはこちら(PDF) - ○「東映アニメーション デジタルタイムシート」と連携いたしました。【EX】
デジタルタイムシート情報ファイルを利用した連携の第一弾として、東映アニメーションが開発した「東映アニメーション デジタルタイムシート」(Windows版)と連携いたしました。なお原画工程に対応した「東映アニメーション デジタルタイムシート」を、CLIP STUDIO PAINTのアップデータ公開と同時に本サイトより無償提供いたします。これにより、CLIP STUDIO PAINTのタイムライン情報を、東映アニメーション デジタルタイムシート上で紙のタイムシートと同じ形式で編集できるようになります。
東映アニメーション デジタルタイムシートのダウンロードはこちら - ○[アニメーション]メニュー→[アニメーションセル表示]→[キーでセルの動きを確認]・[キーで前後のセルを確認]実行時に表示されるダイアログに、[表示品質よりも表示速度を優先する]が追加されました。表示品質を調整することにより、表示速度が向上します。
- ○[アニメーション]メニュー→[アニメーションセル表示]→[キーでセルの動きを確認]・[キーで前後のセルを確認]実行時に表示されるダイアログに、[コマンド終了時に最後に表示していたレイヤーを選択する]が追加されました。ダイアログを閉じたあと、編集対象のセルを変更しないように設定できます。
- ○[アニメーション]メニュー→[アニメーションセル表示]→[キーでセルの動きを確認]・[キーで前後のセルを確認]実行時に、編集対象セルの切り替えが発生すると、セルがフォルダーの場合は、直前の編集対象レイヤーを選択するようになりました。
- ○ライトテーブルが有効で、[キーでセルの動きを確認]・[キーで前後のセルを確認]を実行したときに、指を離したときのセルの不透明度が変更されないようになりました。
キャンバスに作成できるレイヤーの枚数が増えました【EX/PRO/DEBUT】
キャンバス内にレイヤーを、10,000枚まで作成できるようになりました。
※使用環境やキャンバスサイズにより、アプリケーションの動作が遅くなる場合があります。
JPEG形式のノイズを除去できるようになりました【EX/PRO/DEBUT】
[フィルター]→[効果]メニューに[Jpegノイズ除去]が追加されます。JPEG形式で保存したときに発生する画像のノイズを除去できるようになりました。
先行プレビュー機能※1として、自動彩色機能が追加されました【EX/PRO/DEBUT】※2
深層学習を使ったAIによる[自動彩色(先行プレビュー)]が追加されました。線画やヒント画像を読み込むと自動的に彩色します。
先行プレビュー機能※1として、トーンを消去・分離できる機能が追加されました【EX】※2
[トーンを消去(先行プレビュー)]が追加されました。主線とトーンが含まれる1枚のラスターレイヤー画像から、主線を残してトーンを消去したり、トーンをグレースケールに変換したりできます。これにより電子化の際のモアレを回避したり、モノクロマンガの彩色を効率化することができます。
その他の改善点
その他、ご指摘いただいていたいくつかの機能改善や不具合を修正します。
- ○ピクセルの補間方法が変更されました。[ソフトな輪郭(バイリニア法)]・[ハードな輪郭(ニアレストネイバー法)]・[輪郭強調(バイキュービック法)]・[高精度(色の平均)]から、選択できるようになりました。新しい補間方法では、拡大率や回転角度によって、補間方法が切り替わりません。また、変形元のピクセルの位置の算出がより精密になり、端がずれることがなくなりました。
- ○CLIP STUDIO FORMAT(拡張子:clip)のファイル読み込みを高速化しました。また、読み込み時の進捗状況が、従来より正確に表示されるようになりました。
- ○選択範囲がある状態で、3Dレイヤーに対して[編集]メニュー→[コピー]を実行したあと、アプリケーションが終了する場合や保存したCLIP STUDIO FORMAT(拡張子:clip)のファイルが開けない場合がある不具合を修正しました。
- ○3Dレイヤー内のパース定規の消失点を操作すると、3D空間がZ軸に180度反転する不具合を修正しました。
※1 先行プレビュー機能について
正式リリース前の機能を一足はやくお試しいただけるものです。先行プレビュー機能は、正式リリース時には機能や提供方法が変更になる場合があります。
※2 自動彩色機能、トーンを消去・分離できる機能について
本機能はネットワーク環境を通じてサーバーに画像を送る形で提供されます。なお、サーバーへ送信された画像は個人を特定できない形でセキュリティやプライバシーに最大限配慮して取り扱われ、著作権は著作者本人に帰属し、セルシスは保有しません。また、外部に公開されることはありません。利用規約はこちらをご覧ください。
CLIP STUDIOの主な更新内容
Ver.1.8.4では下記の更新をいたしました。すべての更新内容はリリースノートをご覧ください。
サービスメニューに、新サービス[CLIP STUDIO SHARE]が追加されました
マンガやイラスト集など、あなたの作品を気軽に共有し、見やすいビューアで見てもらえるサービスです。詳しくはこちらをご覧ください。
その他、60件以上の機能改善、不具合修正を行いました。