サポート担当様
むしろファイルサイズが大きいほうがいいこともあるのですね。
キャッシュデータの削除を含めた強力な最適化機能は、
おっしゃる通りファイルサイズが重視される場面において重宝すると思いますので、
今後の機能追加をお待ちしています
日夜の開発お疲れ様です!
CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード
保存/印刷
単色レイヤー保存時のファイルサイズについて |
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単色レイヤーを使用したファイルを保存するときに ファイルサイズが無駄に肥大化する不具合が以前からありましたが Ver.1.1.0の最適化でも改善されていなかったので報告します。 単色レイヤーを多用しているファイル(漫画のモノクロ原稿など)で 以下の方法を実行すると 最適化を実行するよりもファイルのサイズが大きく圧縮されることがあります。 1..lipファイルを開く 2.キャンバスサイズが同じ新規ファイルを作成する 3.1で開いたファイルのレイヤーを用紙レイヤー以外全てコピーする 4.コピーしたものを新規ファイルに貼り付ける これと最適化による結果の比較です。 凡例:(元々のファイルサイズ)→(最適化後のファイルサイズ)|(上記の方法実行後のサイズ) ファイル1:123MB→121MB|62.3MB ファイル2:75.2MB→72.9MB|41.3MB ファイル3:110MB→106MB|58.7MB ファイル4:152MB→151MB|74.9MB 念のため事後のファイルを編集してみましたが、特に問題ありませんでした。 これを保存しても、ファイルサイズはたまに急増することもありましたが 一気に原版レベルに近づくとかそういったことはありませんでした。 (未検証ですが編集してくうちにしわしわ元に戻る?と思われます) サンプルデータから拝借したモノクロ原稿も、 同様に最適化時よりファイルサイズが小さくなることを確認しました。 (単色レイヤーが1つしかなかったので最適化時より5MB分の微減でした) ただし、カラーレイヤーのみを使用したサンプルデータについても同じ方法を実行しましたが、 最適化した結果と上の操作を実行した結果は同じでした。 このことから、 例え最適化保存しても単色レイヤーは カラーレイヤーと同じように見なされ処理されてしまう場合があると推測します。 これでは、ファイルサイズのためにわざわざ単色レイヤーを多用する意味がなくなります。 (ファイルサイズのための機能でなかったらすいません) 以前別の方が指摘されていました キャンパスの拡大縮小のみでファイルサイズが増える不具合と併せて、 こちらの検証もよろしくお願いします。 ------------------------------------------------------------ ■バージョン:1.1.0 ※[ヘルプ]メニュー→[バージョン情報]で確認できます。 ■OS Windows XP( ) Windows Vista( ) Windows 7( ○ ) MacOS X 10.5( ) MacOS X 10.6( ) MacOS X 10.7( ) MacOS X 10.8( ) その他( ) ------------------------------------------------------------ |
2019年11月28日に本サービスの投稿受付は終了いたしました。「CLIP STUDIO SUPPORT」をご利用ください。
いくつかのご説明に分けて、以下の通りご回答いたします。
■1.単色レイヤーとlipファイル容量の関係について
単色レイヤーは、ファイル容量の削減に繋がる効果はあまりありません。
カラーレイヤーと比べて、やや軽くなるか同等程度とお考えください。
ただ、作業中のメモリ使用量は、カラーレイヤーに比べて単色レイヤーの
方が少ないため、メモリ使用量の削減という点では効果があります。
■2.キャンバスの拡大・縮小のみでlipファイルの容量が増加する件について
CLIP STUDIO PAINTでは、作業中の表示速度を高速化するために、
表示倍率50%以下の特定倍率ごとに、表示用の一時画像を作成しています。
lipファイルには、この一時画像もキャッシュデータとして保存するため、
表示倍率の変更しかされていない場合でも容量が増加することがあります。
また、lipファイルに該当のキャッシュデータを保存しておくことで、
作業中のメモリを節約する効果もあります。
■3.最適化保存とlipファイル容量の関係について
lipファイルの保存時は、ファイルの読み書きを効率的に行うために、
レイヤー等の情報が削除された場合でも、ファイルの一部分だけを
変更して保存する動作をしています。
最適化保存を実行した場合は、その時点で存在するデータだけを
空のキャンバスに移し替えて保存するような動作になります。
このため、レイヤーの削除をたくさんされているファイルほど、
最適化保存時に容量が減る割合が大きくなります。
なお、最適化保存では、前述の【2】のキャッシュデータは削除されません。
このため、Takaki様にご記入いただいたように、新規キャンバスに
手動でレイヤーをコピーする方法の方が容量が軽くなります。
「最適化保存+キャッシュデータの破棄」とほぼ同様の結果になるためです。
キャッシュデータの保存は、作業中の表示速度向上とメモリ節約の
ためにしている動作ですが、ファイル容量の削減を優先されたいケースも
あると思いますので、キャッシュデータを削除して保存する選択肢を
設けるなど、対応策を検討してまいります。
よろしくお願いいたします。