
[4] モーション機能
コミスタとイラスタには[モーション]という素晴らしい機能があります。パーツごとに回転や移動の中間のポーズまで作成してしまう便利な機能なのです。簡易的なアニメーション機能といってもいいでしょう。
棒人形のモーション作成手順
①[1]項目で保存した「棒人形基本」を[ファイル]→[開く]で開きます。
②[レイヤー]パレットの以下のアイコンをダブルクリックし、[3Dワークスペースプロパティ]を表示します。
③[ツール]パレットの[3D選択]ツールを選択します。
④[3Dワークスペースプロパティ]の[右腕1.lwo]をクリックし、[右腕1.lwo]を選択します。
⑤[3Dワークスペースプロパティ]の[モーション設定]に注目してください。
アイコンは撮影ボタンです。まずは基本姿勢の撮影をするために
ボタンを押します。
⑥次にスライダを中程まで移動させます。このスライダは時間軸をあらわします。ちょうどパソコンのビデオプレイヤーのタイムスライダーのような感覚です。
⑦[3Dマニピュレータ]の青リングを回転させて、右腕をあげます。
⑧再び[モーション設定]のボタンを押します。
スライダの上部に薄い撮影済みマークが表示される事を確認してください。この撮影積みの印を[モーションキー]と呼びます。
⑨基本的にはこれだけで、モーションが作成されます。[モーション設定]のスライダを左右に動かして、右腕がアニメーションする様子を確認してください。
⑩他のパーツもモーションキーを追加して、アニメーションさせる事ができます。[モーションキー]はあくまで、それぞれのオブジェクトで独立しているので、[右腕2]を選択している状態で[モーション設定]のスライダを移動させても、動くのは[右腕2.lwo]のみで[右腕1.lwo]は動きません。
それぞれのパーツに[モーションキー]を追加して無限に組み合わせる事でさまざまなポーズ表現が可能なのです。
⑪いらない[モーションキー]を削除するには、スライダを[モーションキー]の位置まで移動します。
ゴミ箱の形のボタンを押せば、[モーションキー]は削除されます。
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