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インク

描画系ツールなどの使用時に、絵の具量・絵の具濃度などの、色の混ぜ方・色の延ばし方などを設定できます。不透明度の設定も行えます。


 

[ベクターレイヤー]や[表現色]が[モノクロ]のレイヤーでは、下記の項目は設定できません。

·下地混色

·絵の具量

·絵の具濃度

·色延び

·にじむ強さ

 

100_reference_0121.jpg

 

 

選択しているツール・サブツールによっては、設定項目の一部が表示されない場合があります。

 

不透明度

描画の不透明度を設定します。スライダーで設定を変更できます。数値欄の横にある、上下の三角形のアイコンをクリックしても、設定を変更できます。[影響元]ボタンで、不透明度に影響するタブレットなどの設定を選択できます。例えば、[影響元]を[筆圧]に設定すると、筆圧に応じて不透明度を変更できます。

[影響元]については、影響元の設定項目を参照してください。


 

·[塗りつぶし]ツール・[ドットペン]サブツール・[投げなわ塗り]サブツールを選択して、[表現色]が[モノクロ]のレイヤーに描画する場合、[不透明度]は設定できません。

·[下地混色]がオンになっている場合、[影響元]は設定できません。

 

合成モード

同一レイヤー内の描画で、先に描いた色に対して、あとから描いた色をどのように塗り重ねるか設定します。色の合成方法は、下記の項目から選択できます。[下地混色]がオフの場合に設定できます。

通常

先に描いた色に対して、あとから描いた色をそのまま重ねます。

比較(暗)

先に描いた色の各RGB値とあとから描いた色の各RGB値を比較し、値が低い方の色を表示します。

乗算

先に描いた色の各RGB値とあとから描いた色の各RGB値を乗算合成します。合成後は、元の色より暗い色になります。あとから描いた色が白の場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

焼き込みカラー

銀塩写真の「焼き込み」のような効果が得られます。先に描いた色を暗くし、コントラストを強くしたあとに、あとに描いた色を合成します。あとから描いた色が白の場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

焼き込み(リニア)

先に描いた色を暗くしたあとに、あとから描いた色を合成します。あとから描いた色が白の場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

焼き込み(黒)

あとから描いた部分を暗くし、写真の露出不足のような効果を付けます。先に描いた色が透明の場合は、効果が適用されません。

減算

先に描いた色の各RGB値とあとから描いた色の各RGB値を減算合成します。合成後は、先に描いた色より暗い色になります。あとから描いた色が黒の場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

比較(明)

先に描いた色の各RGB値とあとから描いた色の各RGB値を比較し、値が高い方の色を表示します。

スクリーン

先に描いた色を反転した状態で、あとから描いた色を乗算合成します。合成後は、元の色より明るい色になります。ただし、あとから描いた色が黒の場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。また、あとから描いた色が白の場合は、白のまま表示されます。

覆い焼きカラー

銀塩写真の「覆い焼き」のように、あとに描いた色を明るく、コントラストを弱くします。あとから描いた色が黒の場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

覆い焼き(発光)

半透明部分に対して[覆い焼きカラー]よりも強い効果が得られます。あとから描いた色が黒の場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

覆い焼き(白)

あとから描いた部分を明るくし、写真の露出過多のような効果を付けます。先に描いた色が透明の場合は、効果が適用されません

加算

先に描いた色の各RGB値とあとから描いた色の各RGB値を加算合成します。合成後は、元の色より明るい色になります。あとから描いた色が黒の場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

加算(発光)

半透明部分に対して[加算]よりも強い効果が得られます。あとから描いた色が黒の場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

オーバーレイ

先に描いた色を基準に、[乗算]と[スクリーン]を判別して合成します。合成後は、明るい部分はより明るい色に、暗い部分はより暗い色になります。

ソフトライト

あとから描いた色の輝度に応じて、結果が異なります。50%のグレーより明るい色で描いた場合、覆い焼きのように元の色より明るい色になります。50%のグレーより暗い色で描いた場合、焼き込みのように暗い色になります。50%のグレーで描いた場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

ハードライト

あとから描いた色の輝度に応じて、結果が異なります。50%のグレーより明るい色で描いた場合、[スクリーン]に近い状態で明るい色になります。50%のグレーより暗い色で描いた場合、[乗算]に近い状態で暗い色になります。50%のグレーで描いた場合は、先に描いた色がそのまま表示されます。

差の絶対値

先に描いた色と、あとから描いた色を減算し、その絶対値を採用して先に描いた色と合成します。

消去

あとから描いた部分の描画が消去されます。

背景

先に描いた色の下に、あとから描いた色を描画します。あとから描いた色の方が、先に描画されたように重ねます。

透明度置換

先に描いた色に対して、あとから描いた色を重ねます。重ねた部分の不透明度が、[サブツール詳細]パレットや[ツールプロパティ]パレットで指定した[不透明度]に変換されます。

比較(濃度)

あとから描いた色の不透明度が、先に描いた色よりも大きい場合のみ、塗りつぶします。

消去(比較)

あとから描いた色の不透明度を100から引いた値が、先に描いた色の不透明度よりも小さい場合のみ、先に描いた色を消去します。

ビビッドライト

あとから描いた色に応じて、コントラストに強弱を付けて合成します。あとから描いた色の輝度が50%グレーより明るい場合は、焼き込みを適用して明るくします。50%のグレーより暗い場合は、覆い焼きを適用してコントラストを強くします。

リニアライト

あとから描いた色に応じて、明るさを増減して合成します。あとから描いた色の輝度が50%グレーより明るい場合は、明るくします。50%グレーより暗い場合は、より暗くします。

ピンライト

あとから描いた色に応じて、画像の色を置換して合成します。あとから描いた色の輝度が50%グレーより明るい場合、先に描いた色の明度がそれより暗い部分のみ、あとから描いた色に置き換えられます。あとから描いた色の輝度が50%グレーより暗い場合、先に描いた色の明度がそれより明るい部分のみ、あとから描いた色に置き換えられます。

ハードミックス

あとから描いた色のRGBの各値を、先に描いた色のRGBの各値に追加します。RGBそれぞれの値の合計が255以上になる場合、255に変換します。値の合計が255に満たない場合は、0に変換します。

除外

[差の絶対値]に近い効果で、[差の絶対値]よりコントラストが低めに合成されます。あとから描いた色が白の場合、あとから描いた色が反転した状態で合成されます。あとから描いた色が黒の場合、先に描いた色がそのまま表示されます。

カラー比較(暗)

あとから描いた色と先に描いた色の輝度を比較し、値が低い方の色を表示します。

カラー比較(明)

あとから描いた色と先に描いた色の輝度を比較し、値が高い方の色を表示します。

除算

先に描いた色の各RGB値に255を掛けた値を、あとから描いた色の各RGB値で割ります。

色相

先に描いた色の輝度と彩度の値を維持したまま、あとから描いた色の色相を適用します。

彩度

先に描いた色の輝度と色相の値を維持したまま、あとから描いた色の彩度を適用します。

カラー

先に描いた色の輝度の値を維持したまま、あとから描いた色の色相と彩度を適用します。

輝度

先に描いた色の色相と彩度の値を維持したまま、あとから描いた色の輝度を適用します。

 

下地混色

オンにすると、水彩のように、すでに描かれている色を混ぜながら、描画できます。

色混ぜ

すでに描かれている色を混ぜて、描画色を加えて描画します。

にじみ

すでに描かれている色をぼかしたあとに、描画色を加えて描画します。色がにじんだような効果を、付けやすくなります。

 

絵の具量

描画色の絵の具量を設定します。絵の具量とは、下地色(レイヤーにすでに塗られている色)と描画色のRGB成分を混合する割合です。値が大きいほど描画色のRGB 成分の割合が高くなります。[影響元]ボタンで、絵の具量に影響するタブレットなどの設定を選択できます。[下地混色]がオンの場合に設定できます。

[影響元]については、影響元の設定項目を参照してください。

100_reference_0012.jpg

 

絵の具濃度

描画色の絵の具濃度を設定します。絵の具濃度とは、下地色(レイヤーにすでに塗られている色)と描画色の透明成分の割合です。値が大きいほど描画色の透明成分の割合が高くなります。[影響元]ボタンで、絵の具濃度に影響するタブレットなどの設定を選択できます。[下地混色]がオンの場合に設定できます。

[影響元]については、影響元の設定項目を参照してください。

色延び

ストローク開始地点の色を、どの程度保持したまま描画するかを調整します。[下地混色]が[色混ぜ]・[にじみ]の場合に設定できます。

·値が低いほど、周囲の色に溶け込むまでの距離が短くなります。

·値が高いほど、周囲の色に溶け込むまでの距離が長くなります。

100_reference_0013.jpg

 

にじむ強さ

[下地混色]が[にじみ]の場合に、すでに描かれている色のにじみ方を設定します。

自動設定

すでに描かれている色のにじみ方を、線の太さに連動させます。

固定値

すでに描かれている色のにじみ方を、スライダーまたは数値入力で指定します。

 

にじむ強さの固定値

[にじむ強さ]を[固定値]に設定した場合、すでに描かれている色のにじむ強さを指定します。[影響元]ボタンで、にじむ強さに影響するタブレットなどの設定を選択できます。

[影響元]については、影響元の設定項目を参照してください。

描画対象([グラデーション]ツール選択時) 【PRO/EX】

[グラデーション]ツールで描画するときに、描画するレイヤーを設定します。

編集対象のレイヤーに描画

選択中のレイヤーに、直接グラデーションを描画します。

グラデーションレイヤーを作成

グラデーションレイヤーを新規作成し、グラデーションを描画します。

グラデーションレイヤーに描画した場合、描画後もグラデーションの角度や位置などを編集できます。

 

 

 

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