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タイムライン

CLIP STUDIO PAINTでは、1つのキャンバスに対して、複数のタイムラインを作成し、管理できます。

タイムラインの追加作成や切り替えなど、タイムラインの管理を行います。

 

タイムラインを有効化

キャンバスに対して、タイムラインの有効・無効を切り替えます。

タイムラインを有効にすると、[タイムライン]パレットの編集ができるようになります。キャンバスには、[タイムライン]パレットで選択したフレームに指定されている、セルやレイヤーだけが表示されます。

タイムラインを無効にすると、[タイムライン]パレットの編集ができなくなりますが、アニメーションフォルダー内のすべてのセルがキャンバスに表示されます。[タイムライン]パレットのセル指定に関係なく、セルを編集できます。


 

·タイムラインを有効にした場合、[タイムライン]パレットに指定されていないアニメーションフォルダー内のセルは、キャンバスの表示や編集ができません。[タイムライン]パレットのフレームにセルを指定するか、タイムラインを無効にすると、セルがキャンバスに表示され、編集できるようになります。

·タイムラインを無効にすると、レイヤーやトラックに設定したキーフレームの設定も無効になります。再度、タイムラインを有効にすると、タイムラインを無効にしたときの状態でキーフレームが表示されます。

 

 

新規タイムライン

選択すると、[新規タイムライン]ダイアログが表示されます。キャンバスに、新しいタイムラインを作成できます。

タイムラインがないキャンバスに対して、タイムラインを作成すると、アニメーションを作成できるようになります。

新規タイムラインダイアログ
500_menu_1090.jpg

 

タイムライン名

タイムライン名を入力します。

フレームレート

タイムラインのフレームレートを入力します。


 

フレームレート(fps)とは、アニメーションを動かすために、1秒間に表示できる画像の数です。例えば、30に設定した場合、1秒につき30枚の画像を使用できます。

 

再生時間

再生時間を入力します。[新規]ダイアログで設定した項目により、入力する項目が異なります。

初めてタイムラインを作成する場合は、プルダウンメニューから、[タイムライン]パレットでフレームを表示する方法を選択できます。選択した項目に応じて、設定方法が異なります。

フレーム数(1始まり)・フレーム数(0始まり)

タイムライン全体に通し番号をつけるように、フレーム(コマ)数を設定します。たとえば、[フレームレート]を30に設定した場合、4秒のアニメ―ションを作成するには、30枚×4秒なので、「120」と入力します。[フレーム数(1始まり)]と[フレーム数(0始まり)]の違いは、フレームの開始番号の値だけです。

秒+コマ

再生時間を秒数で設定します。指定した秒数のあとにフレーム(コマ)を追加したい場合は、追加したいコマ数を設定します。

タイムコード

再生時間の分数・秒数で設定します。設定した秒数のあとにフレーム(コマ)を追加したい場合は、追加したいコマ数を設定します。

 

シーン番号

シーン番号を入力します。

カット番号

カット番号を入力します。

区切り線

[タイムライン]パレットを区切る線を設定します。設定した値のフレームごとに区切り線が作成されます。

変形のピクセル補間

キーフレームを使用してセルや画像素材を変形するときに、隣接するピクセル間の色を補間する方法を設定できます。

ソフトな輪郭(バイリニア法)

輪郭(色の境界)が、隣のピクセルの色と混ざり、滑らかになります。ただし、変形する内容によっては、輪郭がぼやける場合があります。

ハードな輪郭(ニアレストネイバー法)

画像内のピクセルを複製して補間します。隣のピクセルに影響されないため、輪郭(色の境界)がハッキリします。ただし、変形する内容によっては、輪郭がギザギザになる場合があります。

輪郭強調(バイキュービック法)

輪郭(色の境界)が、隣のピクセルの色と混ざり、滑らかになります。[ソフトな輪郭(バイリニア法)]に比べて、輪郭が強調されるように処理されます。ただし、変形する内容によっては、輪郭の周囲に白いノイズが発生する場合があります。

高精度(色の平均)

変形後の1ピクセルごとに含まれる、変形前のピクセルの色の平均を厳密に計算します。拡大はハッキリ、縮小は滑らかになります。細い線を縮小しても途切れません。ただし、変形する内容によっては、輪郭がぼやけたり、処理に時間がかかったりする場合があります。

 

 

前のタイムラインへ

複数のタイムラインがある場合、1つ前のタイムラインに編集対象を切り替えます。


 

タイムラインの表示順序は、[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[タイムラインの管理]を選択すると表示される、[タイムラインの管理]ダイアログで設定できます。[タイムラインの管理]ダイアログについては、タイムラインの管理を参照してください。

 

 

次のタイムラインへ

複数のタイムラインがある場合、1つあとのタイムラインに編集対象を切り替えます。


 

タイムラインの表示順序は、[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[タイムラインの管理]を選択すると表示される、[タイムラインの管理]ダイアログで設定できます。[タイムラインの管理]ダイアログについては、タイムラインの管理を参照してください。

 

 

設定変更

現在編集中のタイムラインの各種設定を変更します。

[設定変更]ダイアログで設定したい項目の値を入力し、[OK]をクリックすると、タイムラインの設定を変更できます。

設定変更ダイアログ
500_menu_1091.jpg

 

 

[開始フレーム]と[終了フレーム]は、[新規]ダイアログや[新規タイムライン]ダイアログで設定した[再生時間]により、入力する項目が異なります。詳しくは新規タイムラインダイアログを参照してください。

 

タイムライン名

タイムライン名を入力します。

開始フレーム

開始するフレームを入力します。

終了フレーム

終了するフレームを入力します。

区切り線

[タイムライン]パレットを区切る線を設定します。設定した値のフレームごとに区切り線が作成されます。

シーン番号

シーン番号を入力します。

カット番号

カット番号を入力します。

 

フレームレートを変更

選択すると、[フレームレートを変更]ダイアログが表示されます。

新規キャンバス作成時に設定した、フレームレート(1秒あたりのフレーム数)を変更できます。

フレームレートを変更ダイアログ
500_menu_1094.jpg

 

フレームレート

フレームレートを変更します。

総フレーム数を変更【EX】

オンにすると、フレームレートを変更したときに、従来と再生時間が同じになるようタイムラインのフレーム数を変更します。同時にセル指定の位置も移動します。


 

ムービートラック・オーディオトラック・音声トラックは、フレームに合わせて再生時間を伸縮できません。そのため、他のトラックとはクリップの位置や長さがずれる場合があります。

 

 

タイムラインの管理

ファイル内に含まれるタイムラインを管理できます。

[タイムラインの管理]ダイアログで、タイムラインの追加・削除・複製などを設定できます。

タイムラインの管理ダイアログ
500_menu_1092.jpg

 

タイムラインリスト

ファイル内に含まれる、タイムラインの一覧です。ここから、設定を変更したいタイムラインを選択します。

新規タイムライン

クリックすると、[新規タイムライン]ダイアログが表示されます。キャンバスに、新しいタイムラインを作成できます。

タイムラインがないキャンバスに対して、タイムラインを作成すると、アニメーションを作成できるようになります。


 

[新規タイムライン]ダイアログについては、新規タイムラインを参照してください。

 

複製

[タイムラインリスト]で選択したタイムラインを複製できます。

クリックすると、[タイムラインの複製]ダイアログが表示され、[タイムライン名]・[シーン番号]・[カット番号]を設定できます。

タイムラインの複製ダイアログ
500_menu_1093.jpg

 

削除

[タイムラインリスト]で選択したタイムラインを削除できます。

設定変更

[タイムラインリスト]で選択したタイムラインの設定を変更できます。クリックすると、[設定変更]ダイアログが表示されます。


 

[設定変更]ダイアログの各設定項目については、設定変更を参照してください。

 

前へ

[タイムラインリスト]で選択したタイムラインの順序を、1つ前に移動します。

次へ

[タイムラインリスト]で選択したタイムラインの順序を、1つあとに移動します。

 

フレームを挿入

[タイムライン]パレットにフレームを挿入できます。

1[タイムライン]パレットからフレームを選択します。

500_menu_2030.jpg

 

2[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[フレームを挿入]を選択します。

3[フレームを挿入]ダイアログを設定し、[OK]をクリックします。

500_menu_2031.jpg

 

選択したフレームに、[フレームを挿入]ダイアログで設定した数だけフレームが挿入されます。

500_menu_2032.jpg

 

·フレームが挿入されると、選択したフレームにあるクリップや範囲ラベルが長くなります。ただし、ムービートラックやオーディオトラックの場合、元のムービーファイルやオーディオファイルの長さ以上には長くなりません。

·選択したフレームよりあとにある、クリップ・セル指定・ラベル・キーフレームは、挿入されたフレームの分だけ後ろにずれます。また、タイムラインの終了位置も後ろにずれます。


 

·DEBUT・PROをお使いの場合は、最大24フレームまでです。それを超える場合は、フレームを挿入できません。

·[フレームを挿入]ダイアログの[選択したレイヤーのみ]と[クリップを分割]をオンにした場合は、結果が変わります。詳しくは、フレームを挿入ダイアログを参照してください。

 

フレームを挿入ダイアログ
500_menu_2033.jpg

 

フレーム数

挿入したいフレーム数を設定できます。

選択したレイヤーのみ

選択したトラック(レイヤー)だけ、フレームを挿入できます。ほかのトラックにはフレームが挿入されません。タイムラインの終了位置も変更されません。

クリップを分割

選択したフレームに新たにフレームが挿入され、前後のクリップが分割されます。挿入されたフレームには、クリップが配置されません。

プレビュー

[タイムライン]パレットやキャンバスで、[フレームを挿入]ダイアログの設定内容をプレビュー表示できます。

 

フレームを削除

[タイムライン]パレットからフレームを削除できます。

1[タイムライン]パレットからフレームを選択します。

500_menu_2034.jpg

 

2[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[フレームを削除]を選択します。

3[フレームを削除]ダイアログを設定し、[OK]をクリックします。

500_menu_2035.jpg

 

選択したフレームに、[フレームを削除]ダイアログで設定した数だけフレームが削除されます。

500_menu_2036.jpg

 

·フレームが削除されると、選択したフレームにあるクリップや範囲ラベルが短くなります。

·削除されたフレームに収まるクリップは、削除されます。

·削除されたフレームに収まるセル指定は、1つにまとめられます。

·削除されたフレームに収まるキーフレームは、1つにまとめられます。ただし、[フレームを削除]ダイアログの[クリップを分割]をオンにした場合、キーフレームはクリップの範囲外に隠れます。

·選択したフレームよりあとにある、クリップ・セル指定・ラベル・キーフレームは、削除されたフレームの分だけ前にずれます。また、タイムラインの終了位置も前にずれます。


 

[フレームを削除]ダイアログの[選択したレイヤーのみ]と[クリップを分割]をオンにした場合は、結果が変わります。

詳しくは、フレームを削除ダイアログを参照してください。

 

フレームを削除ダイアログ
500_menu_2037.jpg

 

フレーム数

削除したいフレーム数を設定できます。

選択したレイヤーのみ

選択したトラック(レイヤー)だけ、フレームを削除できます。ほかのトラックからはフレームが削除されません。また、タイムラインの終了位置も変更されません。

クリップを分割

フレームを削除するときに、選択したフレームの前後でクリップが分割されます。

プレビュー

[タイムライン]パレットやキャンバスで、[フレームを削除]ダイアログの設定内容をプレビュー表示できます。

 

東映アニメーション デジタルタイムシートにタイムシート情報を適用【EX】【Windows/iPad】

東映アニメーションデジタルタイムシートを起動して、縦方向のタイムシートを使用して[タイムライン]パレットの内容を編集できます。

[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[東映アニメーション デジタルタイムシートにタイムシート情報を適用]を選択すると、東映アニメーションデジタルタイムシートが表示されます。同時に、[タイムライン]パレットの内容が反映された状態で、タイムシートを編集できるようになります。

東映アニメーションデジタルタイムシートで編集できる内容は、総フレーム数・セルの表示タイミング・カメラ指示です。


 

·[東映アニメーション デジタルタイムシートにタイムシート情報を適用]を実行するには、CLIP STUDIO PAINTと同じ環境に、東映アニメーションデジタルタイムシートがインストールされている必要があります。コマンドを実行する前に、東映アニメーションデジタルタイムシートをインストールしてください。

·Windowsをお使いの場合、東映アニメーションデジタルタイムシートのインストール先を変更していると、コマンド実行時に[東映アニメーションデジタルタイムシート設定]ダイアログが表示されます。[参照]をクリックして、東映アニメーションデジタルタイムシートのインストール先を指定してください。

·iPadをお使いの場合、「連携パスの設定を行います。」とメッセージが表示されることがあります。メッセージの指示に従って設定を行ってください。詳しくは東映アニメーション デジタルタイムシートパス設定【EX】【iPad】を参照してください。

 

 

東映アニメーション デジタルタイムシートの編集結果を読み込む【EX】【Windows/iPad】

東映アニメーションデジタルタイムシートで編集した内容を、CLIP STUDIO PAINTに読み込みます。

[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[東映アニメーション デジタルタイムシートの編集結果を読み込む]を選択すると、東映アニメーションデジタルタイムシートで設定した内容が、CLIP STUDIO PAINTの[タイムライン]パレットに反映されます。

·すでに東映アニメーションデジタルタイムシートと連携しているキャンバスを開いている場合は、そのキャンバスに設定内容が反映されます。複数のキャンバスを同時に開いている場合も同様です。

·東映アニメーションデジタルタイムシートと連携しているキャンバスがない場合は、表示中のキャンバスに設定内容が反映されます。

東映アニメーションデジタルタイムシートにないアニメーションフォルダーが、CLIP STUDIO PAINTの[タイムライン]パレットにある場合、[デジタルタイムシート読み込み]ダイアログが表示されます。

ファイルを読み込むときに、CLIP STUDIO PAINTのアニメーションフォルダーを処理する方法を設定できます。

500_menu_1185.jpg

 

 

·アニメーションフォルダーがロックされている場合、タイムシート情報が反映されません。

·iPadをお使いの場合、「連携パスの設定を行います。」とメッセージが表示されることがあります。メッセージの指示に従って設定を行ってください。詳しくは東映アニメーション デジタルタイムシートパス設定【EX】【iPad】を参照してください。

 

 

東映アニメーション デジタルタイムシート設定【EX】【Windows】

東映アニメーションデジタルタイムシートとCLIP STUDIO PAINTを連携するための設定を行えます。

[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[東映アニメーション デジタルタイムシート設定]を選択すると、[東映アニメーションデジタルタイムシート設定]ダイアログが表示されます。[参照]をクリックして、東映アニメーションデジタルタイムシートのインストール先を指定します。

500_menu_1186.jpg

 

 

東映アニメーション デジタルタイムシートパス設定【EX】【iPad】

東映アニメーションデジタルタイムシートとCLIP STUDIO PAINTを連携するための設定を行えます。

[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[東映アニメーションデジタルタイムシートパス設定]を選択すると、メッセージが表示されます。内容を確認したら[OK]をクリックします。

ファイルAppが表示されたら、[このiPad内]→[ToeiAnimationDigitalTimeSheet]→[Xdts]の順に選択し、[完了]をタップします。

 

 

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