EPUBデータ出力

CLIP STUDIO PAINTで制作した作品を、EPUBデータに書き出せます。

同じ作品で[EPUBデータ出力]を2回以上実行した場合、2回目以降は前回出力したデータに上書きされます。また、CLIP STUDIOの出力先のフォルダーに出力データと関係のないファイルを追加している場合、削除されることがあります。

 

[新規]ダイアログの[作品の用途]から[Webtoon]を選択した場合は、このコマンドを使用できません。[ページ管理]メニュー→[ページの表示方法]から[製本作品向け]を選択し、[綴じる位置]と[開始ページ]を設定したあとに実行してください。

 

1[ファイル]メニュー→[複数ページ書き出し]→[EPUBデータ出力]を選択します。

2[EPUBデータ出力]ダイアログで、[タイトル]・[著者名]などを入力し、[OK]をクリックします。

 

3出力が完了すると、メッセージが表示されます。

 

·Windows/macOSをお使いの場合は、[出力済みデータを確認]を選択すると、CLIP STUDIOが起動し、出力したデータを確認できます。

·iPad/iPhoneをお使いの場合は、確認のメッセージが表示されたあとにファイルAppが表示されます。保存先のフォルダーを選択し、[保存]をタップします。選択したフォルダーを開くと、出力したデータを確認できます。

·Android/Chromeboookをお使いの場合は、[EPUBデータ出力]ダイアログの設定後、画面の指示に従って操作してください。[ファイル操作・共有]ダイアログが表示されたら、設定したデータが出力されていることを確認します。出力したデータを開くには、[ファイル操作・共有]ダイアログの[書き出し]で端末のストレージに書き出します。詳しくは、『CLIP STUDIO PAINTで保存したファイルをストレージに書き出す』を参照してください。

·Windows/macOSをお使いの場合、出力したデータは、[ファイル]メニュー→[複数ページ書き出し]→[EPUBデータの出力先を開く]で、データが保存されているフォルダーを表示できます。 ·Windows/macOSをお使いの場合、出力したデータは、CLIP STUDIOから確認できます。詳しくはCLIP STUDIOのヘルプを参照してください。 ·出力したデータの調整が必要な場合は、[ファイル]メニュー→[複数ページ書き出し]→[EPUBデータ出力設定]で、出力する画像のサイズや品質を設定してから、再度データを出力してください。詳しくは、『EPUBデータ出力設定』を参照してください。

 

EPUBデータ出力ダイアログ

EPUBデータに、メタ情報として登録される項目などを設定します。

 

①タイトル

EPUBデータにメタ情報として登録される、電子書籍のタイトルを入力します。この項目は必ず入力してください。

②タイトル 読み

電子書籍をタイトル順に並べるときに使用するフリガナです。タイトルを全角カタカナで入力します。

③著者名

EPUBデータにメタ情報として登録される、電子書籍の著者名を入力します。

④著者名 読み

電子書籍を著者名順に並べるときに使用するフリガナです。著者名を全角カタカナで入力します。

⑤詳細設定

クリックすると、[EPUB詳細設定]ダイアログが表示されます。[出版社名]・[更新日]など、より詳細な項目を設定できます。詳しくは、『EPUB詳細設定ダイアログ』を参照してください。

EPUB詳細設定ダイアログ

EPUBデータに、メタ情報として登録される項目や、裏表紙の有無などを設定できます。

[EPUB詳細設定]ダイアログの設定項目は、特に変更する必要がない場合、表示されている設定をそのまま使用してください。

 

 

①出版社

EPUBデータにメタ情報として登録される、出版社名を入力します。

②出版社 読み

電子書籍を出版社順に並べるときに使用するフリガナです。出版社名を全角カタカナで入力します。

③更新日

EPUBデータにメタ情報として登録される、本の更新日（作成日）を入力します。あらかじめ、[EPUB出力]を実行した日時が入力されています。

④識別子の値

EPUBデータにメタ情報として登録される、本のIDが表示されます。

⑤裏表紙を出力

表紙・裏表紙を設定している作品を出力する場合、オンにすると、裏表紙を出力します。

⑥末尾が見開きになるように白紙を挿入

オンにすると、最終ページが1ページだけの場合に、白ページを挿入して見開き2ページで表示されるようにします。

⑦Kindleフォーマット向け出力

オンにすると、Kindleフォーマットに最適化したEPUB形式のデータを書き出せます。