新規ダイアログ(すべてのコミック設定を表示)【PRO/EX】
[新規]ダイアログの[作品の用途]から、[すべてのコミック設定を表示]を選択した場合の画面です。
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EXをお使いの場合、ファイルの作成後に、[複数ページ]・[表紙]・[作品情報]・[ノンブル]などの設定を変更できます。設定方法については、『作品基本設定を変更』を参照してください。 |
A.ファイル名
保存するファイル名を入力します。
EXで複数ページの作品を作成する場合は、管理ファイル(拡張子:cmc)のファイル名になります。入力したファイル名は、管理フォルダー名にも適用されます。
B.保存先【EX】
管理フォルダーを作成する場所を指定します。[参照]をクリックすると、作成場所を指定できます。[複数ページ]をオンにすると、表示されます。
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EXでは、複数ページで構成される作品は、管理ファイルと、複数のCLIP STUDIO FORMATの画像ファイル(拡張子:clip)を[管理フォルダー]に格納し管理します。詳細については、『管理ファイル・ページファイルについて』を参照してください。 |
C.プリセット
①プリセット
仕上がりサイズと解像度などを、一覧から選択できます。[作品の用途]でほかの項目を選択したときに、登録した[プリセット]も選択できます。
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[カスタム]は、既定のサイズの設定を変更した場合のみ選択できます。 |
②プリセットに登録
ダイアログで設定中の内容を、[プリセット]に登録します。クリックすると、[プリセットに登録]ダイアログが開きます。ダイアログで、[プリセット名]・[プリセットに含める項目]を設定します。
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[プリセットに登録]ダイアログの設定項目については、『プリセットに登録ダイアログ』を参照してください。 |
③プリセットの削除
[プリセット]で選択したプリセットを削除できます。
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[すべての設定を表示]の[プリセット]には、ほかの[作品の用途]で設定した[プリセット]も表示されます。このため、ほかの[作品の用途]で登録した[プリセット]を削除した場合、該当する[プリセット]はすべて削除されます。 |
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[プリセットの削除]で削除できる[プリセット]は、自分で[プリセット]に登録した項目だけです。初期設定の項目は削除できません。 |
D.単位
[幅]・[高さ]を設定するときの単位を、[cm]・[mm]・[in]・[px]・[pt]から選択します。
E.キャンバス
キャンバスに関する設定を行えます。
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·[漫画原稿設定]がオフの場合は、[キャンバスのサイズ]が、仕上がりサイズになります。 ·[漫画原稿設定]がオンの場合は、[製本(仕上がり)サイズ]が、製本時の仕上がりサイズになります。 |
①幅・高さの入れ替え
キャンバス(ページ)の横の長さと、縦の長さを入れ替えます。
②幅
印刷される横の長さを設定します。
③高さ
印刷される縦の長さを設定します。
④解像度
キャンバス(ページ)の解像度を入力します。右端のボタンをクリックすると、解像度を選択できます。
⑤基本表現色
表現色の初期値を設定できます。[カラー]・[グレー]・[モノクロ]から選択できます。
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Ver.1.2.1以前の表現色の[単色]は、[基本表現色]と[描画色]が下記の設定になります。 ·基本表現色:グレー ·描画色:黒ボタンだけがオン |
⑥描画色
[グレー]・[モノクロ]の描画色を設定します。[黒]・[白]のボタンで、色を設定します。
グレーの場合
[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。
黒ボタンだけがオン |
描画色が、黒から透明の階調に設定されます。 |
白ボタンだけがオン |
描画色が、白から透明の階調に設定されます。 |
黒ボタン・白ボタンがオン |
描画色が、黒から白の階調に設定されます。 |
モノクロの場合
[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。
黒ボタンだけがオン |
描画色が、黒・透明に設定されます。 |
白ボタンだけがオン |
描画色が、白・透明に設定されます。 |
黒ボタン・白ボタンがオン |
描画色が、黒・白・透明に設定されます。 |
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表現色・描画色の詳細については、『解説:表現色・描画色』を参照してください。 |
⑦基本線数
トーン(網点)の線数を指定します。数値を大きくするほど、網点が小さくなります。[基本表現色]を[グレー]・[モノクロ]に設定した場合に、表示されます。
⑧用紙色
オンにすると、[用紙レイヤー]の色を設定できます。カラー表示部をクリックすると、[色の設定]ダイアログが表示されます。色を設定すると、[用紙レイヤー]の色が設定されます。
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·[用紙レイヤー]は、データの一番下の階層に挿入される無地のレイヤーです。[用紙レイヤー]を非表示にすると、キャンバス画像の透明部分が市松模様で表示されます。 ·[用紙レイヤー]の色は、あとからでも変更できます。[レイヤー]パレットで[用紙レイヤー]をダブルクリックすると、[色の設定]ダイアログが表示され、[用紙レイヤー]の色を変更できます。 ·[色の設定]ダイアログについて、詳しくは『色の設定ダイアログ』を参照してください。 |
⑨テンプレート
テンプレートが読み込まれた、ページファイルを作成できます。
チェックボックスをオンにし、ボタンをクリックすると、[テンプレート]ダイアログが表示されます。ダイアログで、ページファイルに読み込むテンプレートを指定します。
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テンプレートが指定されていない場合は、チェックボックスをオンにすると、[テンプレート]ダイアログが開きます。 |
⑩テンプレートの指定
クリックすると、[テンプレート]ダイアログが開きます。ダイアログで、ページファイルに読み込む、テンプレートを指定します。
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[テンプレート]ダイアログの設定項目については、『テンプレートダイアログ【PRO/EX】』を参照してください。 |
F.漫画原稿設定
オンにすると、キャンバスに[トンボ]・[基本枠(内枠)]・[仕上がり枠]・[裁ち落とし]・[セーフライン]を作成できます。[裁ち落とし]・[基本枠]・[セーフライン]の各サイズを設定すると、キャンバス上にガイドラインを表示できます。
G.漫画原稿設定 → 製本(仕上がり)サイズ
印刷され本になったときに、断裁されるラインを設定します。この寸法内の描画が、印刷されます。本の断裁時に[仕上がり枠]のラインがずれた場合のための予備の領域も設定します。この項目は、[漫画原稿設定]がオンの場合に表示されます。
①幅
印刷される横の長さを設定します。
②高さ
印刷される縦の長さを設定します。
③裁ち落とし幅
本の断裁時に[仕上がり枠]のラインがずれた場合のための予備の領域を設定します。ページの端いっぱいまで印刷したいときには、この[裁ち落とし幅]の領域まで描画します。
裁ち落とし(外側から1番目の枠)と、仕上がり枠(外側から2番目の枠)の間が、裁ち落とし領域になります。
④既定のサイズ(仕上がり枠)
仕上がり枠の[幅]・[高さ]を、既定のサイズから選択できます。
H.漫画原稿設定 → 基本枠(内枠)
コマを配置する基準となる枠を設定します。基本枠の大きさ・位置は、サイズで指定する方法と、マージンで指定する方法を選択できます。この項目は、[漫画原稿設定]がオンの場合に表示されます。
①既定のサイズ(基本枠)
基本枠の[幅]・[高さ]を、既定のサイズから選択できます。
②基本枠の指定方法
基本枠の大きさ・位置の指定方法を、設定します。設定した内容によって、[基本枠の設定]の内容が切り替わります。
サイズ指定 |
サイズと位置で、基本枠を設定します。 |
マージン指定 |
用紙の上下左右からの距離で、基本枠を設定します。 |
③基本枠の設定
基本枠の大きさ・位置を設定します。設定項目は、[基本枠の指定方法]で選択した項目によって異なります。
サイズ指定の場合
サイズと位置で、基本枠を設定します。
幅 |
[基本枠]の横の長さを設定します。 |
高さ |
[基本枠]の縦の長さを設定します。 |
横オフセット |
[基本枠]の横の位置を設定します。 |
縦オフセット |
[基本枠]の縦の位置を設定します。 |
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·[横オフセット]が0の場合は、[基本枠]が[仕上がり枠]の左右中心の位置にあることを示します。 ·[縦オフセット]が0の場合は、[基本枠]が[仕上がり枠]の上下中心の位置にあることを示します。 |
マージン指定の場合
仕上がり枠の上下左右からの距離で、基本枠を設定します。
天 |
[基本枠]の上辺を、仕上がり枠の上からの距離で指定します。 |
地 |
[基本枠]の下辺を、仕上がり枠の下からの距離で指定します。 |
ノド |
[基本枠]の右辺または左辺を、「綴じる位置の方向」からの距離で指定します。 |
小口 |
[基本枠]の右辺または左辺を、「外側(綴じる位置の逆)方向」からの距離で指定します。 |
I.漫画原稿設定→セーフライン
オンにすると、キャンバスにセーフラインを設定できます。雑誌と単行本のように縦横比の異なる判型で印刷される場合、判型によって裁ち落としされる位置が変わります。セーフラインは、雑誌でも単行本でも余裕をもって表示される領域を示す線です。通常、出版社~印刷会社が、その位置を指定します。
天 |
セーフラインの上辺を、仕上がり枠の上辺からの距離で指定します。 |
地 |
セーフラインの下辺を、仕上がり枠の下辺からの距離で指定します。 |
ノド |
セーフラインの右辺または左辺を、本を綴じる方向の仕上がり枠からの距離で指定します。 |
小口 |
セーフラインの右辺または左辺を、本を開く方向の仕上がり枠からの距離で指定します。 |
J.トンボを合わせる【EX】
見開きページのトンボの合わせ方を設定します。
オフの場合は、左右のページの用紙の端を合わせた位置に、トンボが作成されます。
オンの場合は、仕上がり枠の位置を合わせて、トンボを結合します。左右のページの仕上がり枠の位置は、[間隔]で調整できます。
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[トンボに合わせる]の設定を見開きページに反映するには、[複数ページ]の[対するページを見開きにする]をオンにしてください。 |
K.同人誌用設定【EX】
①同人誌印刷用データ出力が可能かチェックする
オンにすると、[新規]ダイアログで[OK]をクリックしたときに、同人誌印刷用データ出力が可能かチェックを行います。同人誌印刷用データとして出力できない場合は、メッセージが表示されます。
L.複数ページ【EX】
複数ページで構成される作品を作成し、ページ数や綴じる方向などを設定できます。
①複数ページ
オンにすると、複数ページで構成される作品を作成できます。
②ページ数
入力欄に、作成したいページ数を入力します。右端のボタンをクリックすると、ページ数を選択できます。
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·[表紙]をオンにした場合は、表紙を含めたページ数を設定してください。 ·選択できるページ数は、設定により異なります。 |
③ページの表示方法 ★
ページの表示方法を、次の項目から選択できます。選択した項目に応じて、設定する項目や[ページ管理]ウィンドウの表示方法が切り替わります。
製本作品向け |
書籍などページをめくって読む作品向けにページを設定できます。 |
Webtoon作品向け |
Webtoonなど縦スクロールで読む作品向けにページを設定できます。 |
④対するページを見開きにする
オンにすると、対になっている左右ページを、見開きにします。
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[ページの表示方法]で[製本作品向け]を選択すると、設定できます。 |
⑤綴じる位置
本を綴じる方向を選択します。[左綴じ]と[右綴じ]から選択できます。
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·セリフや文章が縦書きの場合は[右綴じ]を、横書きの場合は[左綴じ]が一般的です。 ·[ページの表示方法]で[製本作品向け]を選択すると、設定できます。 |
⑥開始ページ
作品の開始ページの向きを設定します。
·左ページで始まる場合は、[左]に設定します。
·右ページで始まる場合は、[右]に設定します。
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·[表紙]をオンにすると、[開始ページ]は設定できません。 ·[ページの表示方法]で[製本作品向け]を選択すると、設定できます。 |
M.表紙【EX】
作品に表紙を追加し、描画色や解像度などを設定できます。
①表紙
オンにすると、作品に表紙を追加でき、描画色や解像度などを設定できます。
②解像度
表紙の解像度を設定できます。右端のボタンをクリックすると、解像度を選択できます。
③基本表現色
表現色の初期値を設定できます。[カラー]・[グレー]・[モノクロ]から選択できます。
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Ver.1.2.1以前の表現色の[単色]は、[基本表現色]と[描画色]が下記の設定になります。 ·基本表現色:グレー ·描画色:黒ボタンだけがオン |
④描画色
[グレー]・[モノクロ]の描画色を設定します。[黒]・[白]のボタンで、色を設定します。
グレーの場合
[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。
黒ボタンだけがオン |
描画色が、黒から透明の階調に設定されます。 |
白ボタンだけがオン |
描画色が、白から透明の階調に設定されます。 |
黒ボタン・白ボタンがオン |
描画色が、黒から白の階調に設定されます。 |
モノクロの場合
[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。
黒ボタンだけがオン |
描画色が、黒・透明に設定されます。 |
白ボタンだけがオン |
描画色が、白・透明に設定されます。 |
黒ボタン・白ボタンがオン |
描画色が、黒・白・透明に設定されます。 |
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表現色・描画色の詳細については、『解説:表現色・描画色』を参照してください。 |
⑤基本線数
トーン(網点)の線数を指定します。数値を大きくするほど、網点が小さくなります。[基本表現色]を[グレー]・[モノクロ]に設定した場合、表示されます。
⑥用紙色
オンにすると、[用紙レイヤー]の色を設定できます。カラー表示部をクリックすると、[色の設定]ダイアログが表示されます。色を設定すると、[用紙レイヤー]の色が設定されます。
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·[用紙レイヤー]は、データの一番下の階層に挿入される無地のレイヤーです。[用紙レイヤー]を非表示にすると、キャンバス画像の透明部分が市松模様で表示されます。 ·[用紙レイヤー]の色は、あとからでも変更できます。[レイヤー]パレットで[用紙レイヤー]をダブルクリックすると、[色の設定]ダイアログが表示され、[用紙レイヤー]の色を変更できます。 ·[色の設定]ダイアログについて、詳しくは『色の設定ダイアログ』を参照してください。 |
⑦表紙の構成
表紙と裏表紙の構成を設定します。表紙と裏表紙を見開きで作成するか、別々に作成するか、選択できます。
⑧背幅指定
[表紙の構成]で[見開き]に設定した場合、表紙の背幅を設定できます。チェックボックスをオンにすると、背幅を数値で指定できます。
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チェックボックスをオフにした場合は、自動的に計算した数値が背幅に設定されます。ただし、本文の用紙や使用する印刷所によっては、実際の背幅と異なる場合があります。 |
⑨テンプレート
表紙にテンプレートを適用できます。チェックボックスをオンにし、ボタンをクリックすると、[テンプレート]ダイアログが表示されます。ダイアログで、表紙に読み込むテンプレートを指定します。
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テンプレートが指定されていない場合は、チェックボックスをオンにすると、[テンプレート]ダイアログが開きます。 |
⑩テンプレートの指定
クリックすると、[テンプレート]ダイアログが開きます。ダイアログで、表紙に読み込む、テンプレートを指定します。
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[テンプレート]ダイアログの設定項目については、『テンプレートダイアログ【PRO/EX】』を参照してください。 |
N.作品情報【EX】
[作品名]・[話数]・[サブタイトル]・[作者名]・[ページ番号]などを入力します。入力した内容は、裁ち落としの外側(印刷されない領域)に表示されます。該当する項目がない場合は、入力する必要はありません。
①作品名
作品のタイトルなどを入力します。プルダウンメニューで[作品名]の表示位置を設定できます。
②話数
オンにすると、作品の話数を入力できます。
③サブタイトル
作品のサブタイトルを入力します。
④作者名
作者名やサークル名を入力します。プルダウンメニューで[作者名]の表示位置を設定できます。
⑤ページ番号
オンにすると、作品のページ番号を設定できます。プルダウンメニューで、[ページ番号]の表示位置を設定できます。また、[開始番号]でページ番号の開始番号を設定できます。
O.ノンブル【EX】
本になったときに表示される、ページ番号(ノンブル)を設定します。
①開始番号
ページ番号の開始番号を入力します。
②色
ページ番号の色を設定します。[黒]・[白]のどちらかに設定できます。
③フチをつける
オンにすると、ページ番号の文字にフチがつけられます。右側の入力欄で、フチの太さを設定できます。
④ノンブル
オンにすると、ページ内にページ番号が表示されます。プルダウンメニューで、ページ番号の表示位置を設定できます。
⑤フォーマット
番号の前後に付ける、文字を設定します。左右の入力欄に、文字を入力します。
⑥基本枠との間隔
ノンブルと基本枠の間隔を設定できます。数値を大きくするほど、基本枠とノンブルの間隔が広くなります。
⑦フォント
ページ番号に使用するフォントを選択します。
⑧サイズ
ページ番号のフォントサイズを設定します。
⑨隠しノンブル
オンにすると、隠しノンブルが、ノド(本が綴じられる部分)の下部に表示されます。[隠しノンブル]のフォントやサイズは、設定できません。
P.タイムラプスの記録 ★
オンにすると、キャンバスを新規作成すると同時に、タイムラプスの記録が開始されます。CLIP STUDIO FORMAT(拡張子:clip)で保存すると、タイムラプスの記録も一緒に保存されます。タイムラプスについては、『CLIP STUDIO TIPS』を参照してください。