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ページ基本設定を変更

メニュー項目を選択すると、[ページ基本設定を変更]ダイアログが表示されます。[キャンバス]ウィンドウで開いているページや、[ページ管理]ウィンドウで選択した複数のページに対して、各種設定を変更できます。イラストやマンガと、アニメーションで、設定できる項目が異なります。

·ページ基本設定を変更ダイアログ(イラスト・マンガの場合)

·ページ基本設定を変更ダイアログ(アニメーションの場合)

1[ページ管理]ウィンドウから、設定を変更したいページを開きます。

500_menu_0998.jpg

 

 

[ページ管理]ウィンドウから、設定を変更したいページを選択しても、ページの設定を変更できます。その場合は、複数のページに対して一括で設定を行えます。

·選択したページ間で、[サイズ]・[解像度]・[基本表現色]などが異なる場合は、まとめて設定を行えません。ページごとに設定を行ってください。

·[ページ管理]ウィンドウからページを選択した場合は、設定の取り消しはできません。再度設定し直してください。なお、[ページ管理]ウィンドウで選択したページの[キャンバス]ウィンドウを開いている場合は、[キャンバス]ウィンドウから設定を取り消せます。

 

2[ページ管理]メニュー→[ページ基本設定を変更]を選択します。

3[ページ基本設定を変更]ダイアログで各項目を設定し、[OK]をクリックします。

500_menu_1000.jpg

 

4ページの設定が変更されます。

500_menu_0999.jpg

 

ページ基本設定を変更ダイアログ(イラスト・マンガの場合)

新規キャンバス作成時に、[作品の用途]を[イラスト]・[コミック]・[同人誌原稿]・[すべてのコミック設定を表示]に設定した場合、下記の項目を設定できます。

500_menu_1001.jpg

 

A.単位

[幅]・[高さ]を設定するときの単位を、[cm]・[mm]・[in]・[px]・[pt]から選択します。

B.キャンバス

キャンバスに関する設定を行えます。


 

·[漫画原稿設定]がオフの場合は、[キャンバスのサイズ]が、仕上がりサイズになります。

·[漫画原稿設定]がオンの場合は、[製本(仕上がり)サイズ]が、製本時の仕上がりサイズになります。

 

500_menu_1002.jpg

 

幅・高さの入れ替え

キャンバスの横の長さと、縦の長さを入れ替えます。

キャンバスの横の長さを設定します。

高さ

キャンバスの縦の長さを設定します。

解像度

キャンバスの解像度を入力します。右端のボタンをクリックすると、解像度を選択できます。

基本表現色

表現色の初期値を設定できます。[カラー]・[グレー]・[モノクロ]から選択できます。

描画色

[グレー]・[モノクロ]の描画色を設定します。[黒]・[白]のボタンで、色を設定します。

グレーの場合

[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。

黒ボタンだけがオン

描画色が、黒から透明の階調に設定されます。

白ボタンだけがオン

描画色が、白から透明の階調に設定されます。

黒ボタン・白ボタンがオン

描画色が、黒から白の階調に設定されます。

 

モノクロの場合

[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。

黒ボタンだけがオン

描画色が、黒・透明に設定されます。

白ボタンだけがオン

描画色が、白・透明に設定されます。

黒ボタン・白ボタンがオン

描画色が、黒・白・透明に設定されます。

 

 

表現色・描画色の詳細については、解説:表現色・描画色を参照してください。

 

基本線数

トーン(網点)の線数を指定します。数値を大きくするほど、網点が小さくなります。[基本表現色]を[グレー]・[モノクロ]に設定した場合に、表示されます。

用紙色

[用紙レイヤー]の色を設定できます。カラー表示部をクリックすると、[色の設定]ダイアログが表示されます。色を設定すると、[用紙レイヤー]の色が設定されます。

 


 

·[用紙レイヤー]は、データの一番下の階層に挿入される無地のレイヤーです。[用紙レイヤー]を非表示にすると、キャンバス画像の透明部分が市松模様で表示されます。

·[用紙レイヤー]の色は、あとからでも変更できます。[レイヤー]パレットで[用紙レイヤー]をダブルクリックすると、[色の設定]ダイアログが表示され、[用紙レイヤー]の色を変更できます。

·[色の設定]ダイアログについて、詳しくは色の設定ダイアログを参照してください。

 

C.漫画原稿設定

オンにすると、キャンバスに[トンボ]・[基本枠(内枠)]・[仕上がり枠]・[裁ち落とし]を作成します。[裁ち落とし]・[基本枠]・[キャンバス]の各サイズを設定し、キャンバス上にガイドラインを表示できます。

D.漫画原稿設定→製本(仕上がり)サイズ

漫画原稿用紙に関する設定を行えます。

500_menu_1003.jpg

 

印刷される横の長さを設定します。

高さ

印刷される縦の長さを設定します。

既定のサイズ(仕上がり枠)

仕上がり枠の[幅]・[高さ]を、既定のサイズから選択できます。

裁ち落とし幅

本の断裁時に[仕上がり枠]のラインがずれた場合のための予備の領域を設定します。ページの端いっぱいまで印刷したいときには、この[裁ち落とし幅]の領域まで描画します。

裁ち落とし(外側から1番目の枠)と、仕上がり枠(外側から2番目の枠)の間が、裁ち落とし領域になります。

E.漫画原稿設定 → 基本枠(内枠)

コマを配置する基準となる枠を設定します。基本枠の大きさ・位置は、サイズで指定する方法と、マージンで指定する方法を選択できます。この項目は、[漫画原稿設定]がオンの場合に表示されます。

500_menu_1004.jpg

 

既定のサイズ(基本枠)

基本枠の[幅]・[高さ]を、既定のサイズから選択できます。

基本枠の指定方法

基本枠の大きさ・位置の指定方法を、設定します。設定した内容によって、[基本枠の設定]の内容が切り替わります。

サイズ指定

サイズと位置で、基本枠を設定します。

マージン指定

用紙の上下左右からの距離で、基本枠を設定します。

 

基本枠の設定

基本枠の大きさ・位置を設定します。設定項目は、[基本枠の指定方法]で選択した項目によって異なります。

サイズ指定の場合

サイズと位置で、基本枠を設定します。

[基本枠]の横の長さを設定します。

高さ

[基本枠]の縦の長さを設定します。

横オフセット

[基本枠]の横の位置を設定します。

縦オフセット

[基本枠]の縦の位置を設定します。

 

 

·[横オフセット]が0の場合は、[基本枠]が[仕上がり枠]の左右中心の位置にあることを示します。

·[縦オフセット]が0の場合は、[基本枠]が[仕上がり枠]の上下中心の位置にあることを示します。

 

マージン指定の場合

仕上がり枠の上下左右からの距離で、基本枠を設定します。

[基本枠]の上辺を、仕上がり枠の上からの距離で指定します。

[基本枠]の下辺を、仕上がり枠の下からの距離で指定します。

ノド

[基本枠]の右辺または左辺を、「綴じる位置の方向」からの距離で指定します。

小口

[基本枠]の右辺または左辺を、「外側(綴じる位置の逆)方向」からの距離で指定します。

 

F.トンボを合わせる

見開きに設定したページを開いた場合に、表示されます。オンにすると、左右のページの仕上がり枠の位置を合わせます。左右のページの仕上がり枠の位置は、[間隔]で調整できます。

G.漫画原稿設定→セーフライン

オンにすると、キャンバスにセーフラインを設定できます。雑誌と単行本のように縦横比の異なる判型で印刷される場合、判型によって裁ち落としされる位置が変わります。セーフラインは、雑誌でも単行本でも余裕をもって表示される領域を示す線です。通常、出版社~印刷会社が、その位置を指定します。

500_menu_1174.jpg

 

セーフラインの上辺を、仕上がり枠の上辺からの距離で指定します。

セーフラインの下辺を、仕上がり枠の下辺からの距離で指定します。

ノド

セーフラインの右辺または左辺を、本を綴じる方向の仕上がり枠からの距離で指定します。

小口

セーフラインの右辺または左辺を、本を開く方向の仕上がり枠からの距離で指定します。

 

H.タイムライン

[新規]ダイアログで[うごくイラスト]を設定している場合に、表示されます。


 

·[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[新規タイムライン]を選択して、タイムラインを作成した場合も表示されます。

·[アニメーション]メニュー→[タイムライン]→[タイムラインを有効化]でタイムラインを無効にしている場合は、表示されません。

 

500_menu_1173.jpg

 

タイムライン

[フレームの表示方法]から、[タイムライン]パレットのフレーム数を表示する方法について、選択できます。

フレーム数(1始まり)・フレーム数(0始まり)

タイムライン全体に通し番号をつけるように、フレーム(コマ)数を表示します。

[フレーム数(1始まり)]と[フレーム数(0始まり)]の違いは、フレームの開始番号の値だけです。

秒+コマ

フレーム数を、「秒数+フレーム(コマ)数」で表示します。フレーム数は、秒が切り替わるごとに、1から開始されます。

タイムコード

フレーム数を、再生時間の「分:秒:フレーム(コマ)数」で表示します。

 

変形のピクセル補間

キーフレームを使用してセルや画像素材を変形するときに、隣接するピクセル間の色を補間する方法を設定できます。

ソフトな輪郭(バイリニア法)

輪郭(色の境界)が、隣のピクセルの色と混ざり、滑らかになります。ただし、変形する内容によっては、輪郭がぼやける場合があります。

ハードな輪郭(ニアレストネイバー法)

画像内のピクセルを複製して補間します。隣のピクセルに影響されないため、輪郭(色の境界)がハッキリします。ただし、変形する内容によっては、輪郭がギザギザになる場合があります。

輪郭強調(バイキュービック法)

輪郭(色の境界)が、隣のピクセルの色と混ざり、滑らかになります。[ソフトな輪郭(バイリニア法)]に比べて、輪郭が強調されるように処理されます。ただし、変形する内容によっては、輪郭の周囲に白いノイズが発生する場合があります。

高精度(色の平均)

変形後の1ピクセルごとに含まれる、変形前のピクセルの色の平均を厳密に計算します。拡大はハッキリ、縮小は滑らかになります。細い線を縮小しても途切れません。ただし、変形する内容によっては、輪郭がぼやけたり、処理に時間がかかったりする場合があります。

 

I.タイムラプスの記録 ★

オンにすると、タイムラプスの記録が開始されます。CLIP STUDIO FORMAT(拡張子:clip)で保存すると、タイムラプスの記録も一緒に保存されます。タイムラプスについては、『CLIP STUDIO TIPS』を参照してください。

ページ基本設定を変更ダイアログ(アニメーションの場合)

新規キャンバス作成時に、[作品の用途]を[アニメーション]に設定した場合、下記の項目を設定できます。

500_menu_1040.jpg

 

A.単位

[幅]・[高さ]を設定するときの単位を、[cm]・[mm]・[in]・[px]・[pt]から選択します。

B.基準サイズ

キャンバスの基準フレームのサイズや解像度を設定します。

500_menu_1041.jpg

 

基準フレームの横の長さを設定します。

高さ

基準フレームの縦の長さを設定します。

解像度

キャンバスの解像度を入力します。右端のボタンをクリックすると、解像度を選択できます。

C.演出フレーム

オンにすると、キャンバスの演出フレームを設定できます。基準フレームの上下左右からの距離(マージン)で、演出フレームを設定します。

D.作画サイズ

オンにすると、キャンバスの作画フレームを設定できます。スクロールする横長や縦長のカットを作成する場合に使用できます。

500_menu_1042.jpg

 

作画フレームの指定方法

作画フレームの指定方法を、設定します。設定した内容によって、[幅]と[高さ]の指定方法が切り替わります。

倍率指定

基準サイズを基準とした倍率で指定します。

寸法指定

[幅]と[高さ]の寸法を直接指定します。

 

作画フレームの横の長さを設定します。

高さ

作画フレームの縦の長さを設定します。

基準点

作画フレームに対する、基準点(基準フレーム)の位置を指定します。

オフセットX

作画フレームが基準フレームより大きい場合、基準フレームの位置を横方向に移動します。

オフセットY

作画フレームが基準フレームより大きい場合、基準フレームの位置を縦方向に移動します。

E.余白

作画フレームの余白を設定します。[作画フレーム]をオフにしている場合は、基準フレームに余白を作成します。

[上][下][左][右]を入力すると、余白が作成されます。

F.タイムライン

フレームの表示方法や、キーフレームを使用した変形時の画像処理方法を設定できます。

500_menu_1175.jpg

 

タイムライン

[フレームの表示方法]から、[タイムライン]パレットのフレーム数を表示する方法について、選択できます。

フレーム数(1始まり)・フレーム数(0始まり)

タイムライン全体に通し番号をつけるように、フレーム(コマ)数を表示します。

[フレーム数(1始まり)]と[フレーム数(0始まり)]の違いは、フレームの開始番号の値だけです。

秒+コマ

フレーム数を、「秒数+フレーム(コマ)数」で表示します。フレーム数は、秒が切り替わるごとに、1から開始されます。

タイムコード

フレーム数を、再生時間の「分:秒:フレーム(コマ)数」で表示します。

 

変形のピクセル補間

キーフレームを使用してセルや画像素材を変形するときに、隣接するピクセル間の色を補間する方法を設定できます。

ソフトな輪郭(バイリニア法)

輪郭(色の境界)が、隣のピクセルの色と混ざり、滑らかになります。ただし、変形する内容によっては、輪郭がぼやける場合があります。

ハードな輪郭(ニアレストネイバー法)

画像内のピクセルを複製して補間します。隣のピクセルに影響されないため、輪郭(色の境界)がハッキリします。ただし、変形する内容によっては、輪郭がギザギザになる場合があります。

輪郭強調(バイキュービック法)

輪郭(色の境界)が、隣のピクセルの色と混ざり、滑らかになります。[ソフトな輪郭(バイリニア法)]に比べて、輪郭が強調されるように処理されます。ただし、変形する内容によっては、輪郭の周囲に白いノイズが発生する場合があります。

高精度(色の平均)

変形後の1ピクセルごとに含まれる、変形前のピクセルの色の平均を厳密に計算します。拡大はハッキリ、縮小は滑らかになります。細い線を縮小しても途切れません。ただし、変形する内容によっては、輪郭がぼやけたり、処理に時間がかかったりする場合があります。

 

G.タイムラプスの記録 ★

オンにすると、タイムラプスの記録が開始されます。CLIP STUDIO FORMAT(拡張子:clip)で保存すると、タイムラプスの記録も一緒に保存されます。タイムラプスについては、『CLIP STUDIO TIPS』を参照してください。

 

 

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