作品基本設定を変更ダイアログ(コミック)
[作品基本設定を変更]ダイアログの[作品の用途]から、[コミック]を選択した場合の画面です。
A.単位
[幅]・[高さ]を設定するときの単位です。この画面では、[mm]に固定されます。
B.漫画原稿設定→製本(仕上がり)サイズ
漫画原稿用紙に関する設定を行えます。
①幅・高さの入れ替え
キャンバスの横の長さと、縦の長さを入れ替えます。
②幅
印刷される横の長さを設定します。
③高さ
印刷される縦の長さを設定します。
④既定のサイズ(仕上がり枠)
仕上がり枠の[幅]・[高さ]を、既定のサイズから選択できます。
⑤裁ち落とし幅
[裁ち落とし幅]を設定します。[5mm]と[3mm]から選択できます。
[裁ち落とし幅]とは、本の断裁時に[仕上がり枠]のラインがずれた場合のための予備の領域です。ページの端いっぱいまで印刷したいときには、この[裁ち落とし幅]の領域まで描画します。
裁ち落とし(外側から1番目の枠)と、仕上がり枠(外側から2番目の枠)の間が、裁ち落とし領域になります。
⑥解像度
ページの解像度を設定できます。解像度は、[基本表現色]を[モノクロ]に設定した場合は、[600dpi]・[1200dpi]から選択できます。[基本表現色]を[カラー]・[グレー]に設定した場合は、[350dpi]・[600dpi]から選択できます。
⑦基本表現色
表現色の初期値を設定できます。[カラー]・[グレー]・[モノクロ]から選択できます。
⑧描画色
[グレー]・[モノクロ]の描画色を設定します。[黒]・[白]のボタンで、色を設定します。
グレーの場合
[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。
黒ボタンだけがオン |
描画色が、黒から透明の階調に設定されます。 |
白ボタンだけがオン |
描画色が、白から透明の階調に設定されます。 |
黒ボタン・白ボタンがオン |
描画色が、黒から白の階調に設定されます。 |
モノクロの場合
[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。
黒ボタンだけがオン |
描画色が、黒・透明に設定されます。 |
白ボタンだけがオン |
描画色が、白・透明に設定されます。 |
黒ボタン・白ボタンがオン |
描画色が、黒・白・透明に設定されます。 |
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表現色・描画色の詳細については、『解説:表現色・描画色』を参照してください。 |
⑨基本線数
トーン(網点)の線数を指定します。数値を大きくするほど、網点が小さくなります。[基本表現色]を[グレー]・[モノクロ]に設定した場合に、表示されます。
C.同人誌用設定
同人誌印刷に関する設定を行えます。
①同人誌印刷用データ出力が可能かチェックする
オンにすると、[作品基本設定を変更]ダイアログで[OK]をクリックしたときに、同人誌印刷用データ出力が可能かチェックを行います。同人誌印刷用データとして出力できない場合は、メッセージが表示されます。
D.複数ページ
複数ページで構成される作品を作成し、ページ数や綴じる方向などを設定できます。
①ページ数
入力欄に、作成したいページ数を入力します。右端のボタンをクリックすると、ページ数を選択できます。
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現在のページ数より少ないページ数には、設定できません。 |
②綴じる位置
本を綴じる方向を選択します。[左綴じ]と[右綴じ]から選択できます。
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セリフや文章が縦書きの場合は[右綴じ]、横書きの場合は[左綴じ]が一般的です。 |
③開始ページ
作品の開始ページの向きを設定します。
·左ページで始まる場合は、[左]に設定します。
·右ページで始まる場合は、[右]に設定します。
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[表紙]をオンにすると、[開始ページ]は設定できません。 |
E.表紙
作品に表紙を追加し、描画色や解像度などを設定できます。
①表紙
オフからオンに切り替えると、作品に表紙を設定できます。冒頭と末尾のページが、[表紙]・[表紙(裏)]・[裏表紙(裏)]・[裏表紙]に置き換えられます。
オンからオフに切り替えると、[表紙]・[表紙(裏)]・[裏表紙]・[裏表紙(裏)]のページは残りますが、通常のページに変更されます。
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·[表紙]をオンにして、[作品基本設定を変更]ダイアログの[OK]をクリックすると、「既存のページを表紙に設定しますか?」というメッセージが表示される場合があります。[いいえ]をクリックすると、作品の前後に表紙を追加できます。 ·[表紙]の設定を切り替えても、表紙や通常のページに置き換えられたページは、既存の設定が引き継がれます。[ページ管理]メニュー→[ページ基本設定を変更]で、[解像度]や[基本表現色]などの設定を、[作品基本設定を変更]ダイアログの内容と揃えてください。設定方法の詳細は、『ページ基本設定を変更』を参照してください。 |
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[表紙]をオンにして、[作品基本設定を変更]ダイアログの[OK]をクリックすると、「表紙の置き換えができない構成のため、表紙ページは追加されます。」というメッセージが表示される場合があります。 [作品基本設定を変更]ダイアログで、[ページ数]を4ページ以上追加して[OK]をクリックすると、作品の前後に[表紙]・[表紙(裏)]・[裏表紙]・[裏表紙(裏)]が追加されます。 なお、[作品基本設定を変更]ダイアログで表紙の置き換えができない場合は、下記の原因が考えられます。 ·作品のページ数が、4ページに満たない。 ·作品のページ数が、奇数に設定されている。 ·最初のページが見開きで、[表紙(裏)]と[裏表紙(裏)]に設定されるページが見開きになっている。 ·最初のページが見開きで、[綴じる位置]が[右綴じ]で[開始ページ]が[左]に設定されている。または[綴じる位置]が[左綴じ]で[開始ページ]が[右]に設定されている。 ·最初のページが単ページで、[表紙(裏)]・[裏表紙(裏)]・[裏表紙]に設定されるページが見開きになっている。 ·最初のページが単ページで、[綴じる位置]が[右綴じ]で[開始ページ]が[右]に設定されている。または[綴じる位置]が[左綴じ]で[開始ページ]が[左]に設定されている。 表紙を置き換えたい場合は、次のように設定を変更してください。 ①[作品基本設定を変更]ダイアログの[表紙]をオフにします。 ②上記の問題が解決するように[複数ページ]の設定を変更し、[OK]をクリックします。 ③再度[作品基本設定を変更]ダイアログを表示して、[表紙]をオンにします。 |
②解像度
表紙の解像度を設定できます。解像度は、[基本表現色]を[モノクロ]に設定した場合は、[600dpi]・[1200dpi]から選択できます。[基本表現色]を[カラー]・[グレー]に設定した場合は、[350dpi]・[600dpi]から選択できます。
③基本表現色
表現色の初期値を設定できます。[カラー]・[グレー]・[モノクロ]から選択できます。
④描画色
[グレー]・[モノクロ]の描画色を設定します。[黒]・[白]のボタンで、色を設定します。
グレーの場合
[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。
黒ボタンだけがオン |
描画色が、黒から透明の階調に設定されます。 |
白ボタンだけがオン |
描画色が、白から透明の階調に設定されます。 |
黒ボタン・白ボタンがオン |
描画色が、黒から白の階調に設定されます。 |
モノクロの場合
[黒]・[白]のボタンで、描画色が下記のように設定されます。
黒ボタンだけがオン |
描画色が、黒・透明に設定されます。 |
白ボタンだけがオン |
描画色が、白・透明に設定されます。 |
黒ボタン・白ボタンがオン |
描画色が、黒・白・透明に設定されます。 |
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表現色・描画色の詳細については、『解説:表現色・描画色』を参照してください。 |
⑤基本線数
トーン(網点)の線数を指定します。数値を大きくするほど、網点が小さくなります。[基本表現色]を[グレー]・[モノクロ]に設定した場合、表示されます。
⑥用紙色
[用紙レイヤー]の色を設定できます。カラー表示部をクリックすると、[色の設定]ダイアログが表示されます。色を設定すると、[用紙レイヤー]の色が設定されます。[基本表現色]を[カラー]に設定した場合、表示されます。
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·[用紙レイヤー]は、データの一番下の階層に挿入される無地のレイヤーです。[用紙レイヤー]を非表示にすると、キャンバス画像の透明部分が市松模様で表示されます。 ·[用紙レイヤー]の色は、あとからでも変更できます。[レイヤー]パレットで[用紙レイヤー]をダブルクリックすると、[色の設定]ダイアログが表示され、[用紙レイヤー]の色を変更できます。 ·[色の設定]ダイアログについて、詳しくは『色の設定ダイアログ』を参照してください。 |
F.作品情報・ノンブル
作品情報とノンブルの適用範囲を設定します。
①ページごとに変更された設定をリセットする
オンにすると、すべてのページの[作品情報]や[ノンブル]に対し、ツールやパレットで個別に調整した位置・サイズ・フチなどが無効になり、[作品基本設定を変更]ダイアログで設定した値に変更されます。
G.作品情報
[作品名]・[話数]・[サブタイトル]・[作者名]・[ページ番号]などを入力します。入力した内容は、裁ち落としの外側(印刷されない領域)に表示されます。該当する項目がない場合は、入力する必要はありません。
①作品名
作品のタイトルなどを入力します。プルダウンメニューで[作品名]の表示位置を設定できます。
②話数
オンにすると、作品の話数を入力できます。
③サブタイトル
作品のサブタイトルを入力します。
④作者名
作者名やサークル名を入力します。プルダウンメニューで[作者名]の表示位置を設定できます。
⑤ページ番号
オンにすると、作品のページ番号を設定できます。プルダウンメニューで、[ページ番号]の表示位置を設定できます。また、[開始番号]でページ番号の開始番号を設定できます。
H.ノンブル
本になったときに表示される、ページ番号(ノンブル)を設定します。
①開始番号
ページ番号の開始番号を入力します。
②色
ページ番号の色を設定します。[黒]・[白]のどちらかに設定できます。
③フチをつける
オンにすると、ページ番号の文字にフチがつけられます。右側の入力欄で、フチの太さを設定できます。
④ノンブル
オンにすると、ページ内にページ番号が表示されます。プルダウンメニューで、ページ番号の表示位置を設定できます。
⑤フォーマット
番号の前後に付ける、文字を設定します。左右の入力欄に、文字を入力します。
⑥基本枠との間隔
ノンブルと基本枠の間隔を設定できます。数値を大きくするほど、基本枠とノンブルの間隔が広くなります。
⑦フォント
ページ番号に使用するフォントを選択します。
⑧サイズ
ページ番号のフォントサイズを設定します。
⑨隠しノンブル
オンにすると、隠しノンブルが、ノド(本が綴じられる部分)の下部に表示されます。[隠しノンブル]のフォントやサイズは、設定できません。
I.タイムラプスの記録 ★
オンにすると、タイムラプスの記録が開始されます。CLIP STUDIO FORMAT(拡張子:clip)で保存すると、タイムラプスの記録も一緒に保存されます。タイムラプスについては、『CLIP STUDIO TIPS』を参照してください。